若狭ぐじについて学習しよう!

若狭ぐじについて調べる!

若狭ぐじについて調べる!

和名は、アカアマダイ。角張った頭の形から「屈頭魚(くつな)」と呼ばれていたものが、なまって「くじ」「ぐじ」と呼ばれるようになりました。日本海では青森県から九州西岸に分布し、水深50~130mの砂や泥の海底に棲んでいます。海底に巣穴を掘って生活する習性があり、穴の中でエビやカニなどのエサを待ちます。寿命は10歳程度、産卵の最盛期は9~10月と言われています。

漁業者・市場が一丸となって、
鮮度・品質管理を徹底

漁場は、若狭湾の水深100m前後の海域。主に嶺南地域で水揚げされ、このうち半分が小浜漁港(小浜市)に水揚げされます。延縄(はえなわ)漁の他、釣りや、こぎ刺し網漁(夏場)と周年にわたって漁獲されています。延縄漁とは、1本の幹縄に、間隔を置いて多くの釣糸(枝縄)を取り付け、それぞれに釣針を付けて漁獲する方法。エサはオキアミやホタルイカを使います。釣糸を手繰るように引き寄せ、1匹1匹釣り上げるので、魚に傷が付きにくい漁法です。

漁業者・市場が一丸となって、鮮度・品質管理を徹底

鮮度が落ちやすい魚なので、傷は厳禁。そのため、延縄漁と釣りで漁獲された重さ500g以上のものだけが「若狭ぐじ」と認められます。さらに、鮮度を保つために、釣った若狭ぐじを氷と海水で5℃前後に調整した保冷ボックスに入れ、港まで持ち帰ります。港では、鮮度の良さや姿形の美しさなどを1尾ずつ丁寧に検品し、水揚げ港と漁獲した船名が書かれた専用ラベルを貼ります。

漁業者・市場が一丸となって、鮮度・品質管理を徹底

出荷方法も特別。販売用の魚箱の底に氷を入れ、その上にウレタンシートを敷いて、魚体が直接氷に触れないようにします。さらにその上に、乾燥を防ぐ透明なビニールをかぶせ、最後にふたをして販売されます。

漁業者・市場が一丸となって、鮮度・品質管理を徹底

産地での一汐が若狭ぐじを活かす

漁場は、若狭湾の水深100m前後の海域。主に嶺南地域で水揚げされ、このうち半分が小浜漁港(小浜市)に水揚げされます。延縄(はえなわ)漁の他、釣りや、こぎ刺し網漁(夏場)と周年にわたって漁獲されています。延縄漁とは、1本の幹縄に、間隔を置いて多くの釣糸(枝縄)を取り付け、それぞれに釣針を付けて漁獲する方法。エサはオキアミやホタルイカを使います。釣糸を手繰るように引き寄せ、1匹1匹釣り上げるので、魚に傷が付きにくい漁法です。

若狭ぐじ『極』2020年デビュー

漁業者・市場が一丸となって、鮮度・品質管理を徹底

若狭ぐじの中でも、重さ800g以上で身が厚く、船上で活〆・神経抜き処理したものだけを、“若狭ぐじ極”として厳選しています。 活〆・神経抜き処理を施すことで、鮮度をさらに保ち、生食できる期間を延ばしました。 “若狭ぐじ極”の刺身は、薄紅梅色に透き通った身が美しく、口に入れるとしっとり、噛むともっちりした食感と、上品な甘みを味わえます。

若狭ぐじ『極』2020年デビュー

若狭ぐじの旬はいつ?

若狭ぐじの旬はいつ?

若狭ぐじは年間を通して漁獲されますが、旬の時期は諸説あります。 冬に獲れる大型のものが美味しいという人もいれば、夏の刺網でたくさん獲れる小型のものが美味しいという人もいす。美味しさの指標の1つである「脂質」 を測ってみたところ、 若狭ぐじの脂質の季節変化は小さいことが分かりました。 これはつまり、 若狭ぐじはいつでも美味しいことを意味しています。

うろこまで美味しい

若狭ぐじの旬はいつ?

若狭ぐじ料理の定番は、うろこを付けたまま焼く若狭焼き。 香ばしく焼かれた皮は香りよく、口の中でほどけた身は、 上品な甘みが感じられます。 うろこ付きで揚げれば、よりサクサクの食感を楽しめます。 酒蒸しや潮汁も絶品。 薄味の味付けで、ぐじの上品な出汁を味わえます。

出典:若狭ぐじパンフレット 福井県農林水産部水産課
ページトップ